MLB開幕戦のスポンサーも務めた会社を作った人

MLB開幕戦のスポンサーも務めた会社を作った人

MBLといえば、アメリカでは人気が高いスポーツリーグですよね。そのMBLの開幕戦ともなれば注目度はとても高くなります。高い注目度のMBL開幕戦のスポンサーを務めるには、それなりの費用が必要になりますが。そのMBLの開幕戦で、日本のソーシャルゲーム事業を行っている企業、gloopsは2012年に冠スポンサーになったそうです。gloopsは「とことん野球応援プロジェクト」というプロジェクトに成功したということで、冠スポンサーとなったようです。当時このgloopsを率いていたのは梶原吉広さんという方だったそうです。梶原吉広さんとはいったいどのような方なのでしょうか。そして今、何をしているのでしょうか。

 

梶原吉広さんは1979年に北九州市で生まれたごく普通の少年だったようです。好奇心が旺盛で、直感的に行動するタイプだったらしく、中学3年生での趣味はDJ、高校生でイベント企画をした経験もあったようです。ソーシャルゲームの会社を作った人物といえば、もとからパソコンなどのIT技術に詳しい人物か思いますが、梶原吉広さんは実はファッションデザイナーを志望していたそうです。

 

当初の夢とは異なる、広告代理店として梶原吉広さんがgloopsの前身となる会社を興したのが、2005年だったそうです。この広告もインターネット広告ではなく、紙媒体の広告だったということですので、梶原吉広さんはもともとは全くITとは異なる分野にいた人物ということがよく分かります。仕事としてITにかかわった経験はほとんどなかったようですが、プライベートでソーシャルゲームと出会ったことで、今までの事業で得た資金を使って、SNSの分野へと進出をしていったそうです。まさに直感的な行動ということができます。

 

ただ、結果としてこの時点ではITに関する知識も少なく技術力もない状態でしたので、すぐに成功できたわけではないようです。いくつかの失敗を経て、2010年にリリースしたゲームアプリ、「渋谷クエスト」がリリース後数日で会員数30万人を超えるヒットとなり、ここから快進撃が始まっていきます。とくに「大熱狂!!プロ野球カード」というゲームアプリは非常に人気が高く、このゲームの人気によって、「とことん野球応援プロジェクト」は成功したのではないでしょうか。

 

数々のヒット作を生み出したgloopsですが、梶原吉広さんは2012年にgloopsを韓国系のソーシャルゲーム企業に売却をしてしまったそうです。引退したわけではなく、今ではシンガポールに移住して実業家として活躍をしているそうですよ。